2019/12/28 23:10



先日、ついに宗谷線の旅(美深~稚内)を敢行しました。

すぐ近くにJR美深駅もあるし、すぐ乗れば?と思われるかもしれませんが、そういうわけにもいきません。

運賃は盛大にかかるし、自由行動はできないし、道中何をしていたら良いのかわからない…。ですので、本当に一生に一度のつもりで、鉄道の旅に出ました。



日曜早朝の美深駅。予想に反して数名が待合で列車を待っている。

乗り込むと合わせて10名くらい。駅で写真を撮る方も多かったので、鉄道好きの方が半分ほどなのかな?氷結した天塩川沿いに進む風景も良いものです。冷凍みかんなど食べながら本当に贅沢な時間。



冬の路線を静かに静かに一両の車両が進みます。

そうこうするうちに、糠南駅に到着。なにやらただならぬ雰囲気。駅に異常に人がいます。しかもサンタ姿!そう、今日は偶然にも糠南クリスマスパーティーの日だったのです。宗谷線がこんなに混むのもこんなときくらいなのかな?



サンタ姿の方々とおしゃべりします。皆さん朝からクリパだったんですって。仙台から来られた駅好きの方と、仙台について話したり。そんなサンタさん達も一人また一人と小さな駅で降りていきます。

車内がまた静けさを取り戻したころ、視界がひらけて利尻富士と日本海が見えました。サロベツ原野に入ったようです。山から草原へ。



12時を過ぎて、稚内に到着。

途中の賑わいもあって、手持ち無沙汰になることもなく、楽しい時間となりました。



稚内では友人と合流。近況報告をしたり、地元スーパーを堪能したり。



缶ビールを買って、特急で帰路に。自由席は空いていました。



SDGsの時代でも交通インフラとしての復権は望めないと思われ、宗谷線自体がエンタメ化するより手は無いのではないかと感じました。天塩川やサロベツ原野でのアクティビティとの関連付け、車両と駅舎のシャビーな魅力をもっと味わえる仕組み、糠南クリパのようなイベントの開催など。美深のクラフトビールが飲める列車なんて、いいな。


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