2021/06/21 23:12



昨日は、焙煎前の生豆を投入するホッパー周りを分解しました。
見えているボルトを外していくだけの平易な作業ですが、熱が入っているので硬い場合があります。
そんなときは、CRCなどの潤滑剤をスプレーして、工具を介してハンマーで叩くなどして振動を与えておきます。そして緩めるときは、緩む方向に連続的ではなく、断続的に力を加えます。その際に、垂直方向の力を緩めないように。
どうしても緩まない、って時は電動ではない手動の「インパクトドライバー」を使いましょう。高い確率で緩みます。そして高い確率で手も殴っちゃいますが…

上の写真はコーヒーを焙煎するドラムを覆うハウジングの天井の図です。パンチングボードで蓋がされており、その中には断熱材が敷き詰められています。
Probatは断熱が厚い!とよく言われているので、どんなもんかと見てみました。



えーと、150mm。・・・あなたは高気密高断熱住宅?
確実に我が家の断熱より立派です。住みたい、ここに。

断熱が良いとバーナーで作った熱風をロスなく焙煎に使えるでしょう。Probatはドラムが二重ドラムなので、ドラムと豆の接触による伝導熱を抑えつつ熱風からの対流熱を効果的に使うことができそうです。つまり、こがさずに高カロリーを当てることができ、クリーンで甘く 爽やかな酸味も感じられるコーヒーが焙煎できそうです。
以前よく「遠火の強火」といったキーワードで、焙煎機のバーナーを増設してドラムから離して設置するカスタマイズがあったようですが、こういった改造も「こがさずに高カロリー」効果を狙っていたのではないかと思います、はい。

焙煎機は構造は単純ですが、設計者の意図が読み取れて面白い。

Probat diary ... to be continued!

  • Home
  • 煎り豆に花について
  • ブログ
  • お問い合わせ
  • instagram