2022/03/28 21:56

"Ignis aurum probat"
火(ignis)は黄金(aurum)を証明する(probat)、というラテン語で、哲学者セネカの言葉だそうです。

ドイツの焙煎機メーカー「PROBAT」の社名の由来は、もともとは焙煎機のブランド名だった「PROBAT」が社名になったというもの。「ツムラ」→「バスクリン」のパターンですね。
数年前に150周年を迎えて歴史などをまとめたPDFを出していて、ブランド名を社名にしたのは「キャッチーだから」と書いてありましたが、「PROBAT」自体の由来は書いてありませんでした。

そこで冒頭の言葉です。なんだかこの言葉が「PROBAT」の由来のような気がします。
火は黄金を証明する…なんとも焙煎機にぴったりな言葉。焙煎することで素晴らしい生豆の価値が証明されるってことですよね。かっこよいなぁ!
「Ignis aurum probat」当社の新たなるキャッチコピーに採用させて頂きます。著作権フリーということでよいですね、セネカ様?


ところでこのラテンの言葉、文法的には「主語S+目的語O+動詞V」の順で、日本語と同じ語順なんです。火(ignis)は黄金(aurum)を証明する(probat)。同じ単語の並びですね。…これがもし英語だったら「SVO」の順なので「Ignis probat aurum」となるでしょう。

と、ここではたと気が付いたんです。英語って「助詞」がないんだ、「てにおは」がないんだって。
助詞に変わって単語の関係性を示すのが語順。英語は語順が大事なんです。でもthatとかwhichとかの関係代名詞が出て入れ子になると順番がわかりにくくてなんだかこんがらがる。

そしたらまた気がついたんです。順番が大事って言ったって、英語って文型が5つしかないんですよね。SV、SVO、SVC、SVOO、SVOCって昔習ったやつ。基本的にどれにも主語Sと動詞Vが必ずあって、OかとCがくっついている。なんかものすごく単純化できたような気がします。文章の骨格である主語Sと動詞Vが明確になれば、なんとかなりそうじゃないですか?
ここまで考えて英文を試しに読んでみると、たしかに今までと違って文章がすっと入ってくるような気がする!

というようなことを思いついて、実はちょっとすごい発見ではないかなと、本でも書こうかなと考えていたここ最近。
ブックオフにそれはありました。



【なんでも英語で言えちゃう本】(著作権フリーではないので画像はナシです)



既出やん!「ちょっとすごい発見ではないかな」って密かに思ってたことわかりやすく書いてあるやん!
うちよりも何年も前に思いついてメソッド確立して英語身につけてスクール開いて本も書いてベストセラーになって活躍してるやん!



カオスなブックオフの棚から見つけた自分を褒めてあげたいと思います…
あ、ケィオスねケィオス!

Probat diary ... to be continued!

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